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EDになったら「生活習慣病」を疑おう

EDは性機能障害の1つですが、実はその裏に生活習慣病が隠れている可能性もあります。特に心筋梗塞や脳梗塞など「命に関わる生活習慣病」の前兆としてED症状が現れる場合があるため、油断できません。

生活習慣病とEDの深い関係

EDの中でも、血管や神経の異常からくる「器質性ED」は、生活習慣病と密接な関わりがあります。

生活習慣病としては高血圧や糖尿病、脂質異常症などが代表的ですが、これらはいずれも血管にダメージを与える病気です。血管壁に高い圧力がかかり続けたり、内側にコレステロールなどが付着したりすることによって、血管はどんどん厚く狭くなってしまいます。これが「動脈硬化」と呼ばれる状態です。

誰しも加齢とともに多少の動脈硬化は起こりますが、生活習慣病をわずらっているとさらに進行が早くなります。まだ30代くらいの若い人も例外ではないため、注意が必要です。

動脈硬化は、特に「血管性ED」の大きな原因になります。もともと陰茎動脈の内腔は3~4ミリほどしかなく、心臓や脳の動脈(5~7ミリ)よりも非常に細いため、動脈硬化の影響が真っ先に現れやすいのです。

さらに糖尿病は、「神経性ED」にもつながります。糖尿病の合併症として手足のしびれなどの神経障害があることは有名ですが、これは高血糖の血液によって血管が損傷を受けることで、末梢神経に栄養や酸素が運ばれなくなるためです。

勃起が起こるためには、性的興奮を陰茎に伝えるための神経系も不可欠ですので、糖尿病は重大なリスクファクターとなります。

EDは命に関わる病気の前兆かもしれない!

中でも怖いのは、血管が完全に詰まってしまう心筋梗塞や脳梗塞です。詰まった瞬間から酸素や栄養の供給が断たれ、細胞の壊死が始まりますので、一刻も早く処置をしないとそのまま命を落としてしまうこともあります。 実際、日本人の死因の中でも、がんに次いで2位、3位を占めているほどです。

EDは、こういった重篤な生活習慣病の初期症状として現れることもあります。上述した通り、陰茎は動脈硬化の影響を真っ先に受けるところですから、ED症状が出たということは血管が狭くなっている可能性を疑うことができるのです。 実際、医師たちの間でも「EDの患者さんには心疾患のリスクを疑う」ことが常識となっています。

ですからたかが下半身の問題と軽く考えず、ED症状が出たことをきっかけに、人間ドックなどで全身の総点検をしてみることを強くおすすめします。その結果、血管の異常などを早期に発見できれば、発作が起こらないよう薬などでコントロールできる可能性もあるのです。

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